【季節のこと】夏越の祓え、水無月を味わう。
【季節の和菓子】水無月。この時期だけのお楽しみ
季節を大切にする暮らしを。
忙しなくすぎていく毎日。
ふと気付くともうこんなに時期なのか…。
そう思うことが多々ある。
−母の日が終わったと思ったらもう父の日か…−
とかとか。
そんな毎日だからこそ、ふとした瞬間に季節が感じられるものがあるとほっとするのだ。
【わたしの季節の判断軸】
主に多いのが咲く花々や旬の食べ物。
茶道を習っていたからこそ。
季節に対しての軸はまっすぐな気がする。
お道具や懐石、和菓子や床に飾るお花。
移り変わる季節を感じながら毎週お茶会に足を運んでいた。
私の中で小さな季節の変化を感じられることが些細ながらにも幸せを感じる瞬間に繋がっているのかもしれない。
【水無月で感じる6月の末】
水無月がデパートや百貨店に出回っているのを見て、もう6月も終わるのかと感じてしまう。
じめっとした梅雨をぬけて、晴れやかな夏に変わっていくそんな時期。
白のういろう(外郎)に小豆がまぶされたシンプルな和菓子。
もちもちした食感と絶妙な甘さがたまらない。
見た目の華やかさは決してあるとは言えないけれど、この菓子は後世にもずっと残っていてほしいと思える1つなのだ。
【水無月の由来】
月の旧暦名がついた水無月は、京都の名産品。特に関西方面ではとても有名な和菓子なのだ。
京都では古くから6月の最後の日に食べる習慣がある。
旧暦の6月1日に氷を食べることで、夏バテを予防するという風習から来ている。
6月1日に氷を食べて夏バテ予防を祈願するのは、元々室町時代の宮中で行われていた行事。
この行事で暑気払いをしていたが、当時の庶民の方々は高級品である氷を入手することはできず、代わりに水無月を食べていんだそう。
水無月の三角形は氷を表していて、小豆は邪気祓いの意味が込められてる。
【なぜ6月30日なのか】
「夏越の祓え」は、一年の半分の穢れを落とす意味があり、一年のちょうど真ん中にあたる6月30日に行う行事なのだ。
残り半分も無事息災に過ごせますように。と願いが込められている。
水無月でちょっと季節の節目を感じてみませんか。
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